庭と家を作る

2016年9月から、庭をゆっくり眺められる家を作っています。

リビングのプラン

間取りのグランドデザインが決まったので、次は各部屋の詳細なデザインやアイテム、設備を決めることになりました。

 

今回はリビングのお話です。ここは当初からの要望通り、大開口からウッドデッキを通って庭に出られるようプランしてもらっています。

 

niwatoie.hatenablog.com

 

上記のイメージを実現させるために、Mさんがデザインを工夫してくれました。 

大開口は天井高で。軒天はバルコニーの下面を1階の天井レベルまで下げてます。床レベルも同様に、室内の床とウッドデッキがフラットになるように揃え、ノンレールサッシを採用しました。

 

このデザインに合わせて、床は無垢を希望。白い天井と壁にホワイトオークの床を合わせて、スタイリッシュな雰囲気にしたいと考えました。

 

イメージに近いのは、こちら。

http://www.bna.nl/wp-content/uploads/imagetx_bnacorporatebe_projects/154/Hans%20van%20Heeswijk%20Architects6.jpg

出典 Hermitage Amsterdam - BNA

 

美術館です。庭の植物を引き立てるインテリアを考えた時に、シンプルでモダンな美術館の建物が浮かびました。

 

http://benesse-artsite.jp/story/uploads/story/monet_recture/monet_recture_1.jpg

出典 地中美術館、モネ(室)の魅力―モネ研究者、三菱一号館美術館・安井裕雄氏による勉強会を開催しました。 | ストーリー | ベネッセアートサイト直島

 

地中美術館のモネ室。この雰囲気もイメージに近いです。モダンアートを飾る美術館は、色や形がシンプルなものが多いです。抽象的なアートを引き立てる為に、余計な情報を削ぎ落としているのではないかと思います。

 

カッコいい、けど目立たない。

静かで美しい雰囲気が、庭の植物を引き立ててくれるのではと期待してます。

 

ちなみに、無垢床なので床暖房は入れませんでした。そしてリビング階段を採用してます。リビングから見える階段の窓がカッコよかったので、ついうっかり導入してしまいました。

 

寒さに耐えられそうにないので、ホットカーペットを使おうと思っています。。

 

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耐震シミュレーションの影響

大まかなプランの修正を終えたので、構造計算をする部署で耐震シミュレーションを実施してもらいました。ここで問題がなければ、基本設計の完了です。

 

結果、

・大開口の幅を縮める(3300⇒2560)

・大開口の西側に大きな耐力壁を設ける

・ダイニングの東とリビングの西に耐力壁を追加(各2枚)

と、一番こだわっている大開口のデザイン変更を要求されました。

 

↓これを

f:id:niwatoie:20170315162237p:plain

 

↓ こうしませんか、と。

f:id:niwatoie:20170315164143p:plain

 

…バランス、悪いですよね?

Mさんが安い耐力壁を採用してくれたのですが、これがかなり分厚いのです。

 

これを見た夫が、西側の大きな耐力壁を東西に分散させたらどうかと提案してきました。

↓こんな感じ。

f:id:niwatoie:20170315163023p:plain

幅の薄い耐力壁はあるので対応可能だそう。デザインがすっきりしてイイのですが、お値段が可愛くない。+30万の追加です😵

 

うーん、でも、ここはこだわりたいので、お金の掛けどころです。追加オプションを支払って、薄い耐力壁でデザインしてもらいました。

 

ちなみに、ダイニング東の耐力壁は食器棚に、リビング西は夫のPCと本棚置き場になりましたとさ。

 

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プラン修正2 ー 2階の洗濯動線

前回に引き続き、プラン修正の話です。

 

niwatoie.hatenablog.com

 

今回は、2階の洗濯動線について。

契約前のプランでは、寝室の隣に回遊型の水回りを提案されてました。ユーティリティの隣に脱衣室と洗面を別々に設けた洒落たプランでしたが、夫はこれに納得しなかった。そう、畳がない のです。

 

今回ドラム式洗濯機の導入を考えてますが、乾燥は使うかどうかわかりません(単に新しいモノが欲しいw)。

 

共稼ぎの我が家では、洗濯は帰宅後、

洗濯 ⇒ 室内干し(休日は外干し)⇒ たたんでしまう

という流れで作業することを想定しています。室内干し&たたむ為の場所として、夫はアキュラが提案してくれた畳コーナーを気に入っていました。以前から、和室好きな彼が畳でゴロゴロしたいと言っていたこともあり、2階ホールの日当たりのよい場所に畳コーナーを希望しました。

 

【2階イメージ】

f:id:niwatoie:20170315144957p:plain

この配置なら、洗濯動線もスムーズです。寛ぎながら洗濯物を畳めるように、畳コーナーにTVを設置できるようにしてもらいました。 

 

また、今回の修正で階層ごとにインテリアを変えようと決めました。

◆1階パブリックゾーン→洋風。ナチュラルモダンな雰囲気を重視

◆2階プライベートゾーン→和洋折衷。使い勝手を重視。互いの好きなモノを置く

 

いろんなインテリアが混ざってうるさくなりそうですが、どうせならオリジナリティを追及するのもありかなと思ってます。

 

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プラン修正1 ー LDKと書斎

契約から1週間後、はじめての打合せが行われました。

S社ではファーストプラン後に担当設計士が変更になるそうですが、変更を不安がっていたら、引き続き、同じ設計士さんに担当して頂けました。

 

この日は、担当のMさんと夫と3人で間取りについて話しました。LDKのイメージは気に入ったのですが、使い勝手と動線を練り直しです。

今回はLDKの修正についてお話します。検討アイテムは次の2点。

 

◆庭を眺める夫と、リビングと書斎を行き来する妻の動線が干渉する

庭が見える窓際は、夫の定位置です。ゴロゴロしながら庭やテレビを眺めているでしょう。今の間取りだと、この定位置を通らないと書斎に行けません。書斎の位置と出入りに工夫が欲しい所です。

 

◆ダイニングが少し暗い

この時点では北側に配置されてました。明るい日差しのなか、庭を見ながら食事をしたいと思いました。

 

LDKと書斎の位置関係がキーポイントです。打合せでは、2つのアプローチが提案されました。

 

(1)ダイニングを中心に据える案

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ダイニングがLDKの中心にあり、その南に大開口を置く案です。イメージがカッコよく、書斎を北に置くので動線もすっきりします。

ただ、私たちはテレビをよく見ます。ダイニングよりTVのあるリビングにいる方が長いでしょう。ダイニングの窓際に夫が横たわる、というのも少し間抜けです。

ダイニングが中心にある生活がイメージできなくて、この案はやめました。 

 

(2)リビングとダイニングを庭に面して並べる案

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リビングとダイニングを南に並べて配置する案です。リビングには大開口を、ダイニングの東と南に大きな窓を設けて明るさを確保。1と同じく書斎は北です。

大開口が西に寄りますが、ダイニングの明るいイメージが気に入り、採用することにしました。

 

この案を決めるときは、本当に迷いました。

空間的にカッコいいデザインと、生活スタイルに馴染むデザインのどちらを優先すべか。新しい家での生活を、今の延長で考えることはないだろう。そう思いつつも、イメージができるかどうかは大切でした。

リビングを中心とする生活を、大きくは変えられない気がしました。

 

では次回は、2階の洗濯動線の修正についてお話します。

 

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ローンのこと

さて、契約の次はローンの申請です。

 

我が家はフラット35Sを選択しました。固定金利は割高に見えますが、変動金利の上昇リスクを引き受ける気にはなれませんでした。10年間の優遇措置を甘受した後、繰上げ返済を行なって期間圧縮を狙うつもりです。

 

モーゲージ会社はアルヒに申込みました。当初は優良住宅ローンを申し込んだのですが、個人情報の漏洩事件によりS社が取引を停止した影響で、アルヒに変更となりました。

アルヒは電話と来店による問合せ対応を行なっていて、引き落とし口座も自由に選べるので便利そうです。

 

同時に長期優良住宅にも申し込みました。こちらは、フラット35Sと合わせて設計の機能性と安全度を高めるのが狙いです。メンテナンスコストが嵩むのは難ですが、背に腹はかえられません。

 

我ながら安全志向が強いなと思いますが、規模の小さいハウスメーカーを選ぶ以上は必要な対策かなと思います。

契約形態について

さて、Sへの依頼を決め、後日契約を交わしました。今回はその契約のお話しです。

 

我々がSと交わしたのは「工事請負契約」です。

Sは地場のハウスメーカーの子会社である為、施工は兄弟会社に決まっており、施工込みの契約でした。

 

当時は住宅の契約形態を知らないのでわかりませんでしたが、一般的な設計事務所は、設計の他に設計図通りに建設されているかを監督する業務(工事監理)も請け負うことが多いようです。

その場合、設計完了後に工務店に見積もりを取り、施主が工務店と工事請負契約を結びます。工務店の作業結果を第三者の設計者が監督する為、客観的な品質チェックが期待できると思われます。

 

その観点からSの契約書を改めて見ると、

・Sは工事監理を行わない

・兄弟会社が「工事管理」を行う

と、施工会社が自らを監督する立て付けになってました。

この場合、設計者と異なる人間が現場確認を行うのでミスに気づきにくいこと、社内の自己チェックを顧客へ報告する義務はないため、自社の都合が優先されやすく、顧客目線での品質チェックは機能しにくいことが懸念されます。そうなると施工者の質と業務プロセスの標準化のレベルが頼りです。

 

Sの親会社は施工実績は多いものの分譲を多く手がけています。

この場合、法的に求められる安全レベルはクリアするものの、注文住宅に多い個性的なデザインを実現しうる施工能力は期待しにくいのかもしれません。

 

今現実では工事に入った所ですが、思い当たるところが多いです。

デザインは施工により制限を受けます。施工あってこそのデザインであることを、身を以て体感しつつあります。せめて、設計通りの施工が行われるよう、私自身が入り込んで行こうと考えています。

S社のファーストプラン

S社とのファーストコンタクトは完成見学会でした。

事務所で待合わせて、家づくりの流れやシステム、事例を紹介された後、見学会へ。コルビジェを模した白い家は迫力があり、興味を持ちました。

 

2回目はヒアリングを受けました。そこでは私たちの普段の生活や、↓の記事で書いた家の要望を話し、住みたい家のイメージを共有しました。  

 

niwatoie.hatenablog.com

 

MTGの途中、我々が他社にもプランをお願いしていると告げたところ、急きょ、次週までにファーストプランを提案して頂けることになりました。

 

 

そして次の週。模型と共に提案されたファーストプランはこんな感じでした。

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・家は北側に寄せ、南側に庭を置く。玄関は東側中央

・玄関正面はLDKへの内窓、右はSIC+パントリーからキッチンへ、左はリビングや階段口へつながっており、回遊できる間取り

・キッチン奥のダイニングには等身大のFIX窓があり、樹木を眺められる。リビング奥の窓際に夫のPC部屋を配置。書斎は北側。

・2階は寝室を中央に、前室をフリースペース+収納、奥に水回り、左にベランダ。ホテルライクな雰囲気

 

このリビング形状であれば、私が希望するビューが再現できそうです。

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出典:バックナンバー|渡辺篤史の建もの探訪|テレビ朝日 

私はこのプランをとても気に入りました。特にパブリック部分がカッコよかった。

ただし、二人とも2階は使えないと感じてました。洗濯動線は、アキュラと比べて使いやすいとは言えません。改めて希望を伝え、プランを練り直してもらいました。

 

2回目は、2階を大幅に変更して何とか使えそうな雰囲気になりました。

リビングからのビューのパースや設備のサンプルをプレゼンされ、デザインがオシャレだったこと、プレゼンが熱心で質問への回答も早かったので、不安はあるけど、デザインファーストでこの会社に決めました。

 

夫は「あなたはSとのコミュニケーションは難しいと思うよ」と言ってたのですが、その時は意味がよくわかりませんでした。

 

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