着工前の追い込み
さて、これまで紹介した内容でプランと設備が固まった頃、我々が着手したのは、
整合性チェック
でした。
というのも、以前書いた通り、設計士が変更になったのです。担当が異動したそう。
始めから図面引きを手伝ってくれた設計見習いはいるものの、デザインの発案は前任者です。経緯をきちんと把握してる人がいない為、全ての資料を確認することにしました。
確認した資料は、こちら。
・平面図、立面図、展開図
・建物配置図、矩計図
・電気配線図、窓配置図
・階段、バスコートの詳細設計図
・仕上げ表
合計20〜30枚くらいです。
打合せが反映されているか、整合性が取れてるかを確認したところ、抜け・モレ・誤りが結構あり、図面だけで2回、見積りも加えて更に2〜3回ほど修正が必要でした。
人間だもの、しょうがないさ。
とは思いますが、多かったですね。確認してホントによかったです。
内容と見積りがFIXした所で、現場監督も交えて図面を確認し、変更契約を交わしました。その際は、上記に加え、
・基礎伏せ図、配筋図、その他基礎関係
・地盤改良配置図
・各部納まり図
などの図面も見て、押印しました。これでいよいよ着工です。
今回の件で、中小企業を選ぶリスクを実感しました。
中小企業はフォロー体制が弱く、担当者の力量によってサービスの質がブレます。ここまでケアレスミスが多いのは、その典型例だと思います。
この時点で私は、今回の家づくりにおいて曖昧さを残さない、と決めました。
違和感を覚えた時は、何かがあると思っていい。状況をしっかり把握し、自ら手を打つ必要があると判断しました。
はてさて、着工後、どうなったか。結果をお楽しみに。
ブログランキングに参加してます。よろしければ、ポチっと応援お願いします♪
階段のプラン
プランのお話、ラストは階段です。
我が家はU字の箱形階段です。折り返しを2段の踊り場にして、上りやすくしました。
【2階から見た平面図】
踊り場の左側にはFIX窓を設置。リビングから窓が見えてちょっと嬉しいです。北庭の木が見えるはず。
もう1つ、天井付近に160センチ角の2連窓を設置しました。上部は横すべり、下段はFIX窓です。
組合せは違いますが、見た目はこんな雰囲気。
出典 LIXIL | 窓まわり | エルスターS | バリエーション | 品種ラインアップ
天井付近の横すべり窓からリビングの掃き出し窓へ、風がしっかり流れることでしょう。おかげで夏は過ごしやすそうです😊
冬は暖かい空気が上に抜けてしまうので、寒ければロールスクリーンをつけるつもりです。
これら2つの窓で階段を明るくできたので、手すりもアイアンにして抜け感を狙いました。折り返した上の段が吹き抜けになったので、開放感が出ると思います。
ちなみにアイアンの色は黒。壁と建具が白なので、差し色にいくつか黒を使ってみました。
結果、どう転ぶか。楽しみです。
ブログランキングに参加してます。よろしければ、ポチっと応援お願いします♪
寝室のプラン
今回はプライベートゾーンのメイン、寝室と収納のお話です。
寝室は、寝つきの悪い私の要望が強めに反映されました。ゆったり眠りにつけて、朝気持ちよく目覚めたい。その為に、いくつか工夫をしました。
(1)ゆったり眠りにつける
私は少し神経質です。就寝時は、少し暗めの部屋で活字を読まないと眠くなりません。暑くてムシムシする環境は嫌いです。リラックスできる内装とエアコンの設置はマストでした。
私にとって、リラックスできる内装とは、
・暖かみがあって、少し暗めの照明
・壁紙・床は柔らかい色調
これらを満たす必要があります。
<照明>
基本の照明は電球色のダウンライトのみにしました。8畳に3つと少なめです。
読書の灯りは、手元スタンドで補います(これも電球色)。
<壁紙>
ベースは他の部屋より色をつけ、オフホワイトにしました。色の明度を落とせば、リラックスしやすくなると考えました。
(ベース) リリカラ/LB-9326
ついでに、家全体のベースクロスはこちら。
サンゲツ/SP-9901
塗り壁風の真っ白な壁紙です。めちゃめちゃ白いです。
続いてアクセントクロス。こちらは、ほのぼのとした柄にしました。
(アクセントクロス) サンゲツ/RE-3011
出典:壁紙 CC-RE3011|壁紙・クロス・ウォールシールの販売 スタイルダート
庭のイメージから木をモチーフにした柄を選びました。ウィリアムモリスもよかったのですが、思いのほか絵柄が強いので、今回はやめました。
<床>
2階は1階と雰囲気を変え、夫が好きなチェリーのフローリングにしました。ホールから寝室、収納までがチェリーです。工務店の標準品、イクタの銘木フロアーラスティック2Pを選びました。
出典:イクタ Webカタログより抜粋(銘木フロアー ラスティック | フローリング・床材の株式会社イクタ)
サンプルを見た所、突き板のわりに木の風合いが出ていて良さそうです。
(2)気持ちよく目覚める
通気と採光を考えて、窓は東と南に設けました。場所は赤線の所です。
朝は気持ちよく目覚めたいので、東から朝日が入るようにしてもらいました。東の窓にベッドのヘッドボードをつけて寝るつもりです。
南はベランダに面してます。窓の位置に悩みましたが、私のタンスを置く場所が必要だったのと、エアコンを足元に近い場所に置きたかったので、壁を西、窓を東に寄せました。
最後に収納の話です。WICは収納力をあげるために、通路の両側に棚を設けるⅡ型にしました。
北側は高さ180cmに棚とハンガーパイプ、南側はそれに加えて中段にも棚板を設置しました。夫のインナーウェアやジーパンは収納ボックスに入れてそこに置く予定です。
東に横滑り窓も設け、通気口も確保しました。
WICの奥にある納戸は屋根が下りてきて、一番低い所で140cmになります。季節ものや普段使わないものを置く予定です。
荷物が多くない我が家には、十分な収納を用意できたと思います。
ブログランキングに参加してます。よろしければ、ポチっと応援お願いします♪
水回りのプラン(風呂・洗面脱衣・物干し)
いよいよ2階プライベートゾーンに突入です。今回は水回りのプランのお話です。
【2階の概略図】
まずはお風呂から。
我が家は一般的なユニットバスを採用しました。LIXILのArizeです。カッコいいお風呂も憧れますが、何せ予算がありません。とはいえ、没個性もつまらないのでバスコートに仕掛けをしました。
バスコートの屋根に、こんな風にぽっかり穴を開けてもらいました。
写真は、直島の地中美術館にあるジェームス・タレルの「オープンスカイ」という作品。白い天井に空がくり抜かれてて、いつまでも見飽きません。
このイメージを再現するために、バスコートの上まで屋根を伸ばして、風呂桶に面した大きな窓から屋根の穴が見えるように設計してもらいました。仕上げがどうなるか、楽しみです♪
次に洗面脱衣室。ここはプランが二転三転しました。当初から造作希望で、
・シンクと台は白の一体型。メンテしやすく、造形が美しいもの。
・ミラーキャビネットを採用
・ミラーとシンクの間にタイルをあしらう
という、割とよくある希望を出してました。
ですがS社は、LIXILのXVというルミシスの工務店バージョンを提案してきました。
出典:LIXIL | 洗面化粧台 | ルミシス/ボウル一体タイプ
まさにこの写真の組み合わせで、シンクが白でしたが、どこかホテルっぽい雰囲気が私には今一つ響きませんでした。
後半、設計の担当が変わったので、そのタイミングで再度造作にチャレンジです。
アイカのスタイリッシュカウンターにai-cabiとサンワカンパニーのミラーキャビネットを組み合わせてもらいました。↓こんな感じに、すっきりするかなと。
出典:アイカ スタイリッシュカウンター | カウンター | 商品情報 | アイカ工業
でも残念ながら、予算を+10万オーバー。全体の予算も超過したため、このままでは採用できません。カウンター下部を収納から棚に変更してコストカットです。
そして提案されたのがこちら。
…カウンターの横に袖壁が出てきました。なんでしょう、微妙です。スタイリッシュにはならない予感がします。
最終的には私が折れて、XVのミラーとシンクの間にタイルを施す形で妥結しました。
納まりもすっきりするし、収納力もあがるので、ひとまず良しとしました。
最後は物干しゾーンの畳コーナー。ホールをあがったところに、小あがりの畳を2畳設けました。物干しざおはつけたままになると思うので、頑丈そうなエアフープです。
出典:AirHoop エアフープ 天井取付タイプKS-NRP020 | 株式会社ナスタ
畳の奥にカウンターも設け、テレビを見ながら畳めるようにしました。これで苦痛なく洗濯物を畳めそうです。
ブログランキングに参加してます。よろしければ、ポチっと応援お願いします♪
洗面コーナーのプラン
前回のトイレに続いて、洗面コーナーのプランです。
我が家はトイレに手洗いはつけず、トイレの前に洗面コーナーを設けました。
幅は1200とわりと大きめです。メインの洗面所は2階にあるので、設計士のMさんがカッコよさ重視で大きくしたものです。振り切ってます。
木のカウンターにスクエアのボールを置いて、シンプルにまとめてもらいました。イメージ図はこちら。
ボールは右に寄せました。空きスペースに一輪挿しか苔玉を飾ります。
カウンターの下はセミオープンにしました。
当初は埃がたまらないように、全面にアイカのai-cabiという収納ボックスをつけていたのですが、予算が膨らみすぎたので減額対象となり、左下のみになりました。こまめに掃除をすればよいですしね(ルンバくん、がんばれ!笑)。
上半分はアクセントクロスをつけてもらいました。北欧風にしたくて、トイレと同じルノンのブルーグレーの壁紙を選びました。
メーカー:ルノン
品番:RH-9721(アース)
出典:【壁紙】ルノンホーム(2015-2017)RH-9721 | ルノン株式会社
メインの洗面ボールと水栓は、予算が少なかったので、S社で安く調達できるLIXILにしました。
洗面ボールはこちら。
出典:LIXIL | 商品ラインアップ | 洗面化粧室 | 洗面化粧台タイプ
ベッセル式の角形洗面器です。水はねしないよう、大き目のボウルを選びました
そして水栓はこちら。
シングルレバー混合水栓(品番:LF-E340SY)です。シンプルなものを選びました。
残す課題は鏡です。イケアでいくつかカッコいいのを見つけたので、どれかになると思います。
これとか。
下半円が太くなっていて、カッコいいです。
これも良さそう。
出典:MOLGER ミラー - ダークブラウン - IKEA
3,999円と安いのも魅力。
イケアにはグッドルッキング・ミラーが多くて迷ってしまいます。
時間はまだあるので、じっくり選ぼうと思います。
ブログランキングに参加してます。よろしければ、ポチっと応援お願いします♪
トイレのプラン
昨日は現場に行ってきました。リアルでは着工から2ヶ月経っていて、昨日は防水加工と外壁の工事をやっていました。
FRPの白が綺麗です。
現場では色々あって悩ましいですが、木工担当の棟梁親子は信頼がおけそうな人柄で、頼りになります。
さて、今回はトイレのプランのお話です。
我が家のトイレは1つです。2人しかいませんし、掃除の手間を省きたくて、1階のパプリックスペースのみとしました。場所は玄関を入ってすぐの階段下です。
正直に言うと、場所は少し後悔してます。階段下に置いたので、今のアパートより幅も奥行きも狭くなり、天井が斜めになってしまったからです。
LDKを優先させた結果、トイレを広くすることができませんでした。
そんなトイレですが、少しでも居心地をよくしようと夫と知恵を絞りました。
(1) タンクレストイレを採用
元々、タンクのあり・なしは夫と議論になったところでした。夫は、災害時の対策にタンクありを希望。私は、見た目からタンクレスと意見は真っ二つに分かれてました。
結局は、狭いトイレを少しでも広く感じたいのもあり、私が押し切ってしまいました。
選んだのはTOTOのNJ。こちらは工務店仕様です。一般向けのネオレストAHに形が似ています。
出典:タイプ・価格:AHタイプ | ネオレスト | トイレ | 商品を選ぶ | TOTO
(2) すっきりシンプルな内装
次に内装デザイン。階段裏は板を張って斜め天井にしました。収納は壁に埋め込み、洗面コーナーはトイレの外に持っていきました。
壁は白を基調にブルーグレーのアクセントクロスを貼り、落ち着いた雰囲気を狙いました。
メーカー:ルノン
品番:RH-9721(アース)
出典:【壁紙】ルノンホーム(2015-2017)RH-9721 | ルノン株式会社
ペーパーホルダーはカワジュンのガラス棚付のものを選びました。
ガラス棚付ペーパーホルダー
品番:SC-273-XC
出典:ガラス棚付ペーパーホルダー SC-273 | Products | KAWAJUN Interior Hardware
照明はいま選んでる最中ですが、シンプルなデザインのブランケットを選ぼうと思っています。候補はこちら。
出典:オーデリック株式会社|商品検索・ダウンロード|商品詳細 [OB081015LD]
メーカー:オーデリック
品番:OB081015LD
トイレはこんな感じです。シンプルに仕上がればいいなあと思います。
本当は洗面コーナーも書きたかったのですけど、それはまた次回。
追伸:画面の誤操作で、下書きにあった記事が一瞬公開されてしまいました。
iemakeさん、せっかくコメントを頂いたのに、それに気づかず下書きに戻してしまったので、内容を読めませんでした。すみません。。
ブログランキングに参加してます。よろしければ、ポチっと応援お願いします♪
キッチンのプラン - 背面収納編
桜が咲いてきましたね。皆さん、お花見は予定されてますか?
私は金曜に花見の予定ですが、肌寒い日が続くので、満開には遠そうです。
さて、キッチンのプランの最終回、背面収納の話です。
私たちはプランの作成にあたって、今気に入ってることは新しい家にも取り入れようと考えていました。
今のキッチンでは、シンクの後ろにレンジ台とキャスターを置いて作業台にしています。これがとても便利なので、シンクの後ろをカウンターにして頂きました。
<シンクとカウンターの関係>
また、今の家には造りつけの食器棚があります。この棚が震災の時にも倒れなくて助かったので、今回も採用することにしました。
シンクの背面で悩んだのは、背の高い冷蔵庫と食器棚の位置でした。使い勝手を考えると、冷蔵庫をダイニングに近い方に寄せる案Aが優勢でした。
(案A) ゴミ箱→レンジ台→カップボード→冷蔵庫→食器棚→造作棚の流れ
※左:玄関/トイレ、右:ダイニング
ゴミ箱は出入り口、よく使う冷蔵庫をダイニングに寄せれば動線はスマートです。配膳動線を考えて、食器棚と冷蔵庫を逆にするアイデアも出ました。
けれど、やはり気になるのは冷蔵庫の生活感。案Aは目立つところに冷蔵庫が来ます。設計士のMさんは案Aに否定的でした。
結局、見た目をすっきりさせたくて冷蔵庫を玄関側に置いた案Bを採用しました。
(案B) 冷蔵庫→レンジ台→ゴミ箱→カップボード→食器棚→造作棚の流れ
※左:玄関/トイレ、右:ダイニング
冷蔵庫の前には壁があるので、リビングからは冷蔵庫が見えません。キッチンはすっきり見えるはずです。
なお、カウンターの下のレンジ台、ゴミ箱、カップボードは別途購入です。
カップボードはリビングからもよく見えるので、食器がキレイに見えるようなガラスキャビネットを探していますが、なかなか良いものがありません。
無印良品のキャビネも悪くないなぁと思いつつ、もう少しカッコいいのが欲しいところ。
出典 www.muji.net 無印良品キャビネット
家具の世界も奥深そうです。
ブログランキングに参加してます。よろしければ、ポチっと応援お願いします♪