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庭と家を作る

2016年9月から、庭をゆっくり眺められる家を作っています。

契約形態について

さて、Sへの依頼を決め、後日契約を交わしました。今回はその契約のお話しです。

 

我々がSと交わしたのは「工事請負契約」です。

Sは地場のハウスメーカーの子会社である為、施工は兄弟会社に決まっており、施工込みの契約でした。

 

当時は住宅の契約形態を知らないのでわかりませんでしたが、一般的な設計事務所は、設計の他に設計図通りに建設されているかを監督する業務(工事監理)も請け負うことが多いようです。

その場合、設計完了後に工務店に見積もりを取り、施主が工務店と工事請負契約を結びます。工務店の作業結果を第三者の設計者が監督する為、客観的な品質チェックが期待できると思われます。

 

その観点からSの契約書を改めて見ると、

・Sは工事監理を行わない

・兄弟会社が「工事管理」を行う

と、施工会社が自らを監督する立て付けになってました。

この場合、設計者と異なる人間が現場確認を行うのでミスに気づきにくいこと、社内の自己チェックを顧客へ報告する義務はないため、自社の都合が優先されやすく、顧客目線での品質チェックは機能しにくいことが懸念されます。そうなると施工者の質と業務プロセスの標準化のレベルが頼りです。

 

Sの親会社は施工実績は多いものの分譲を多く手がけています。

この場合、法的に求められる安全レベルはクリアするものの、注文住宅に多い個性的なデザインを実現しうる施工能力は期待しにくいのかもしれません。

 

今現実では工事に入った所ですが、思い当たるところが多いです。

デザインは施工により制限を受けます。施工あってこそのデザインであることを、身を以て体感しつつあります。せめて、設計通りの施工が行われるよう、私自身が入り込んで行こうと考えています。