土地探しの旅(1)
私たちはまず土地を買うことにしました。条件のおさらいです。
(1) 広さ35坪以上
(2) 東側接道で間口の大きな整形地
さらに、私たちは車を持たないので駅から15分圏内を希望してました。
予算の都合上、住みやすく通勤の便利なエリアで買うのは難しいため、都心から少し離れた街で土地を探すことにしました。
ところが、狙った街でも条件に合う土地がなかなか出てきません。流通する案件が少なく、不動産屋から紹介されるのは、条件に合うけど予算を数百万オーバーしてたり、変形地や駅から遠い土地ばかり…。
そんな私たちの前に、東南角の整形地で条件ぴったりの理想的な土地が出てきました。道路から1mくらい地面が高いので、南面接道でも人目を避ける建て方は可能です。しかも予算を少し下回るという好条件。ネットで見かけたときは、何かの間違いかと思いました。
すぐに連絡をとって下見に行ったところ、私たちは2番手でしたが、1番手はローンの審査が通りそうにないとのこと。速攻申し込みました。
交渉権は1週間で移るので、ワクワクしながら待っていたのですが、なんと。1番手の方が、親戚から資金を借りて土地を購入したと言うではありませんか!
やっぱりね。お買い得だったもんね。貸してくれる親戚がいるなら、私も土下座してでもお願いしちゃうと思います。
理想の土地がもう少しで手に入ったのに。がっかり感が半端なかったです。
初恋の彼(土地)を忘れられず、その後2~3年、土地探しは続くのでした…。
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土地に求めるもの
ハウスメーカーとのやり取りの中で、自分たちに必要な土地の条件が見えてきました。
【土地の広さ】
いろんなプランを描いてもらったところ、家は2階建で30坪位で良さそうです。
仮に総二階なら敷地面積は15坪、余裕を見て20坪は必要そう。庭は、夫から10畳以上という要望が出てます。こちらは7〜8坪あれば十分かと。
隣地との空きも考慮し、35坪以上の土地が必要と判断しました。
【方角】
南面道路は日当たりはよいです。明るいリビングが期待できるでしょう。
しかしながら、夫は庭を眺めるために常にカーテンを開け放す可能性が高く、道行く人の好機の目に晒されると思われます。私にはプライバシーを公開する趣味はありません…。
そこで、東側接道で間口の大きな整形地を狙うことにしました。
東側を狙ったのは、北側に比べて不動産的価値が高く、暑すぎる陽射しを避けるため。道に面した整形値を狙うのも、不動産的価値の高さが理由です。
上記に該当して、通勤や住み心地が良く予算に合う土地。
これがなかなか出てきませんでした。
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建売?注文?
一戸建てを買うことにした私たちは、こんなところに見学に行きました。
・中古住宅
・建売住宅
・モデルハウス
中古住宅は、好みに合う物件がなかなかなくて断念。
建売住宅は、私たちが検討していたエリアだと、どこも庭が小さくて問題外でした。建物の外観や建材、壁紙も好みに合いませんでした。
最後に行ったのはモデルハウス。
お互い、木の素材感が好きだったので、木造のミサワホーム、住友林業、三井ハウスに行きました。
プランも書いてもらいましたが、彼らが提案する土地は安いものばかり。
子どものいない私たちは、老後に施設に入る可能性も高いと考えてます。
そのとき必要なのは現金です。せっかく建てる家ですが、もしもの時に現金化できるよう、売りやすい土地でなければならない。そう感じました。
ここから、私たちの土地探しが始まりました。
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家を建てる理由
まずは家族紹介から。
私たちは40代の夫婦です。子どもはいません。夫婦二人で住む家を建ててます。
家を欲しがったのは夫の方です。家というより庭かな。
夫は昔から植物を育てるのが好きで、結婚してからもアパートのベランダで花や木を育ててきました。これらを庭に植え、日がな一日、眺めていたいのだそうです。
庭がほしいと言い出した頃にはベランダが鉢で溢れかえっていて、水遣りがとても大変でした。地植えにすれば水遣りの頻度が減ります。これも大きな理由のようでした。
私の方はというと、戸建てを持つのは消極的でした。
戸建てで育ったので、近所づきあいの煩わしさや、セキュリティの低さは身に染みてます。生涯かかる経費は賃貸の方が安いので、家を買わなくてもいいかもと考えてたくらいでした。
何より私は、自分が気に入る家を建てるのは難しいと感じていました。
私はアートが好きです。美しい絵画や建築を眺めるのは眼福です。自分たちが作る家もアート作品のように愛でたい。そのレベルまで作り上げるのは、私には高いハードルでした。金銭的な縛りもありますしね。
のらりくらりと住宅購入話をかわしてきましたが、夫の熱心な説得に折れ、ついに5年前、家を建てることを承諾したのです。
なので、我が家のテーマは「庭を眺める家」です。