事前チェック
前回に引き続き、施主検査に関するお話です。
検査当日は監督や設計もいるので、十分に時間がとれないかもしれないと思い、事前にチェックを行いました。エアコン業者の下見の付き添いで現場に行った時に、2時間位で確認をしました。
この日は、
・平面図、展開図、仕様書との相違
・コンセントやスイッチの通電確認
など、時間がかかりそうな所を確認しました。
※検査当日は別途チェックリストで確認
工事中にも確認したので問題ないだろうと思っていたら、意外と大物が出てきて、びっくり。
まずは書斎のドア。最後まで開きません。
わざとじゃありません。これ以上開かないんですw
次はこれ。
ドアの開き方が図面と逆です。左の壁の方に開くので取りにくいです。
しかも、収納とペーパーホルダーの位置も10cm右に寄ってます。このままだと便器とペーパーホルダーが近すぎてトイレットペーパーがとりにくい(汗)
トイレのドアも。
パッと見、変なところはないのですが。
明り取り窓をつけるよう依頼したのに、抜けてます。
2階洗面台も。
写真ではわかりにくいですが、オプションの体重計置き場とインナー引き出しがない。
細かい所では、タオルかけが指定と違ったり。
ほんとはこれ。
最後は食器棚。
左の取っ手がないんです。
S社標準だそうですが、これでは使いにくいです。展開図には左にも取っ手があるので、こういう商品だとは思いませんでした。
改めて書いてみると、多くないですかね?(そんなことない?)
発注間違いはサラッと直りましたが、書斎ドア、トイレ収納とホルダー、食器棚の取っ手は交渉が必要でした。
まずは書斎のドア。大工が間違えて間口を広くした、というのがS社の主張です。
◆設計が送ってきたメーカーの収まり図
:間口55cm、ドア68cm ※カタログを見るとトイレ用っぽいw
◆現場 :間口59cm、ドア68cm
◆設計図:表記なし。500スケールで測ると、
間口:平面図60cm前後、展開図55cm前後
ドア:平面図60cm前後
状況から察するに、大工が平面図を見て間口60cmと理解したんだろうと思います。そもそも間口やドアのサイズが図面に明記されてないので、間違うのも仕方ないかと。
間口が狭いと書斎の椅子も入れにくいので、平面図を根拠にドア幅を小さくする方向で交渉した所、最終的には設計が折れました。
トイレ収納とペーパーホルダーは、階段のスイッチや筋交いとの取り合いで動かせないことが判明。我々としては、手元からペーパーホルダーが離れればよいので、ホルダーの高さを10cm上げてもらいました。
食器棚の取っ手は、はじめは変更を拒否されましたが、展開図に取っ手が描かれていると指摘した所、対応してくれました。ある方が使いやすいし、デザインも好きです。
いやぁ、施主検査でこれが判明したら、床や壁の不陸なんて目がいかなかったな。
ちなみに、スイッチとコンセントは無問題でしたヽ(´▽`)/ よかった〜。
次こそいよいよ、施主検査です。
施主検査、その前に
クロスやタイルが貼られ、設備も設置されたところで、いよいよ施主検査です。
我々は、施主検査にあたってS社に条件を出しました。それは、
「施主検査で見つかった不具合がすべて補修された後に引き渡しを受ける」というものでした。
当初は、施主検査の結果に関係なく、数日後に提携銀行との金消契約⇒引渡しというスケジュールを組まれていました。これがS社の標準フローです。
我々は、これに待ったをかけました。
というのも、S社は引渡し後の対応が悪いとネットで評判になっていたからです。契約前から少し目についてましたが、ここ最近、悪い評判が増えていたので、精算前に不具合を直してもらう方が良いと判断しました。
そうと決まれば、監督に連絡です。
「施主検査で不具合が見つかった場合、それが補修されない限り金消契約を結べない」旨を伝え、対応を待ちました。
監督からは少々渋られましたが、施主検査の1週間後に実施する再検査で合格したら金消契約を段取りする運びになりました。
結果的には、この判断は良かったと思います。
というのも、施主検査の前に私一人で現場をチェックしたら、大きめの不具合がいくつか見つかったからです。。
というワケで。次回も施主検査ネタです。
着工127日:クロスが貼られて
夏本番の暑さが続きますが、皆さんはいかがお過ごしですか?
普段はエアコンを使わないのですが、昨晩はあまりの暑さに負け、今年初めてエアコンをつけました。新居の夜もエアコンが必要なのでしょうか。現居との違いが楽しみです。
さて、現場日記も山場に近づいてきました。最後の大物、クロスとタイルです。
まずはクロスから。はじめに、石膏ボードの下地をパテで処理します。クロス屋さんによると、2度塗りしてるそうです。この工程が3~4日。
次にクロス貼り。天井から順々に貼っていきます。この工程も同じく3~4日。
天井を貼った畳コーナーです。壁は2度塗り後なので境目がキレイに隠れてます。
壁まで貼り終えたところ。
塗り壁風のクロスを選びましたが、意外と悪くない感じです。
次にタイル。タイルは仮置き⇒目地埋めの2工程のようです。
キッチンカウンターのタイル。
木とタイルの間の目地がひび割れしてたので、この後、補修をお願いしました。異素材を接着させるのは難しいそうなので、仕上げが気になる方は、設計士さんに使い方を相談する方がよいかもしれませんね。
この工程では、書斎のクロスを他の部屋のものと間違えるというポカがありましたが、すぐに対応してもらったので結果オーライです。
クロス屋さんの仕事は、全体的に丁寧だったのでかなり満足です。大工さんが構造と下地をキレイに作ってくれたのも良アシストでした。よかった、よかった(^^)
さあ、クロスが終われば、設備を入れて完了立会い=施主検査です。
もう一波乱ありますが、どうなったのか。次回以降のお楽しみです。
照明のプラン
2週間後に引渡しを控えて、いろんな手続きがバタバタ進んでいます。
先週は引越し、回線インフラ、保険を申込み、今週ようやく外構を決めようとしてます。外構のプラン、難しいです。
さて、今日は照明のお話。
照明はインテリアの肝。悩みますよねえ。我が家の場合、インテリアはできるだけシンプルにしたくてベースはダウンライトを使い、部分的にペンダントと間接照明を採用しました。
ペンダントを採用したのは4か所です。
ひとつめはダイニング。内装や家具に合わせて、モダンなph5クラシックを選びました。
出典: PH 5 & PH 50 - Louis Poulsen
ベタですが、やはりカッコいいです。明るさが100w以上で、明かりが広がるという条件に合致したのも理由の一つ。
続いてキッチンカウンター。これは迷いました。カウンターに合うカフェっぽい雰囲気の照明がなかなか見つからず…。
でも、インテリア担当との打合せでこの商品を見かけて、一目惚れしました❤️
出典:リック株式会社
コイズミのカタログの表紙に載っていたペンダントです。ワイングラスがオシャレ!夫婦ともに気に入って採用です。
三つめは階段。こちらはシンプルにボール型にしました。
出典:オーデリック株式会社|商品検索・ダウンロード|商品詳細 [OP252508LD]
オーデリックの商品です。アイアンの手すりに合わせて黒のコードにしてみました。
最後は夫のお気に入り畳コーナー。彼のセレクトで、木の風合いが可愛らしいこちらのペンダントになりました。
出典: 【楽天市場】コイズミ照明 LED洋風ペンダント AP40092L:アート・ライティング【楽天市場】コイズミ照明 LED洋風ペンダント AP40092L:アート・ライティング
和です。可愛い系で攻めてます。彼はこの照明を「きこりん」と呼んでます。。
間接照明は玄関ホールにつけました。偶然から急に設置が決まりました。思い入れが少ないせいか、インテリア担当にほぼお任せです。
ちなみに、1階と2階でインテリアの雰囲気を変えました。
1階のパブリックゾーンは白壁とオークでモダンな雰囲気に。2階の畳コーナーから寝室までは「木」をテーマにリラックスできる雰囲気にしてみました。
結果はどうなるでしょうか。WEB内覧会をお楽しみに。
最後に商品情報を。
ダイニング: ph5(ルイスポールセン)
キッチンカウンター:AP45323(コイズミ)
階段:OP 252 508LD(オーデリック)
畳コーナー:AP 40092L (コイズミ)
着工115日:大工さん、ありがとう!
また間が空いてしまいました。
リアルタイムでは、2度目の施主検査が完了した所です。いくつか不具合が残っているので、それが直っているのか、展開にドキドキさせられます。。
このくだりは、また記事にしたいと思います。
さて、工事ダイジェストを始めますね。今回は中間立会い後~木工完了までです。
外装(外壁/屋根)
窓がついた後は、外装は2週間位で完了しました。思いのほか早かったです。
はじめに下地ボードとラス網を設置。
次はモルタルです。S社では下塗りと仕上げで2回塗ります。天気を見ながら、10日位で完了。丁寧に仕上げてくれました。
下塗りの時に窓の四隅に白いネットをつけてました。モルタルにヒビが入るのを防ぐ為だとか。こういうのは安心できますね。
仕上げの後はジョリパッドです。
これも美しい仕上がりです。職人さんの腕が良かった!1702番という黄味がかった白を選んだのですが、慣れてくれば、ほぼ白です。
壁/造作
中間立会いでスイッチの位置が決まったので、まずは壁と建具枠を作りこみ。
地震の時に崩れにくいよう、壁をずらしながら貼るそうです。
壁と並行して、カウンターや棚も造作していました。これはキッチンカウンターを直角に接合しているところ。
接合部に木片を噛ませた後、万力で固定するのだそうです。興味深い。
より技術が要るのは、カウンターと方立(側面の板のこと)の接合。方立も同じく万力で固定しますが、カウンターとの噛み合わせがないので、隙間ができがちです。
夫が仕上がりを気にする方なので、棟梁と相談して、隙間が目立たなくなるようにカウンターを長めにしてもらいました。
天井
壁と造作が終わったところで、次は天井です。はじめに下地の材木を設置して、断熱材を敷き詰めます。
ちなみに、これは2階の断熱材。1階とは厚みが違います。
仕上げに石膏ボードを貼ります。うん、これもキレイ☆
大工さん曰く、天井では下地を組むのが一番時間がかかるそうです。
天井高に合わせて壁一面に下地材をぐるりと回し、対面に梁を渡すわけで、この工程は正確さが必要ですものね。時間がかかるのも納得です。頭が下がります。
我が家は職人さんに恵まれました。
大工さんも左官屋さんも仕事が丁寧で、仕上がりがキレイです。
特に大工さんは、設計や発注のミスをかなりカバーしてくれたので、本当に助かりました。。彼らがフォローしてくれなかったら、正直、望み通りの家にはならなかったと思います。
大工さん、ありがとうございました。多謝!
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着工81日:中間立会いはそれなりに
蒸し暑い日が続きますね。
今日、現場に行ったら天井にクロスが貼られていました。塗り壁調なのですが、思いのほかタッチが細やかで、初めて見るテクスチャになりました。
仕上がりが楽しみです。
さて、着工から約3か月、いよいよ中間立会いのお話です。
皆さんは中間立会いで何をするか、ご存知でしたか?私はてっきり検査かな?と思っていたのですが、ぜんぜん違いましたw
中間立会いは、天井や壁が貼られる前に照明などの位置を確認します。仕上げ前の最終合意ですね。
今日は夫と2人で参加。GW中日の朝イチに集合して、監督の案内で大工さんと一緒にまわりました。
確認したアイテムは、
1.電気関連:照明、コンセント、スイッチ
取り付け位置の確認が主です。半分くらいが設置済みで、図面通りの場所で問題ないかを確認されました。
2.造作:小上がり、カウンター、棚など
↓こちら、一応小あがりです(笑) カウンターと棚は出来上がっていませんでした。こちらは高さの確認が主でした。
下の項目は、窓以外は未着手でした。種類、サイズ、取付け位置の確認をしました。
3.構造まわり:下地・天井掘り込みの位置、窓台・巾木のサイズなど
4.建具類:枠、窓・ドアのサイズや種類など
5.小物類:物干し竿、金物類(タオル掛け、棚受け金物)の位置など
やってみると、これが意外と盛り沢山!
図面や仕上げ表と現場を照らし合わせながら進みますが、出来ていないものも多いので、想像しながら、みんなで現場を指さし確認しながら、2時間くらいで立会いが終わりました。
いくつか修正をお願いしましたが、この時点では大きな問題は見つからず。週3回くらい現場に通ったので、既にトラブルシューティング済みではありました。
一番大きい修正は、LDKのスイッチニッチだったかな。
不要になった配線が一つ残ったままだったので、スイッチを減らしてプレートを変更することになりました。
写真下部がプレート用のボックス。「大小1つずつ」から「小2つ」に変更です。
中間立会いは現場で確認できるものの、天井も壁も貼られていないので、最後は想像が頼りでした。特にサイズ関連が難しい。数センチの違いを想像して判断するのは、なかなか骨が折れました。
当日は確認事項が多く、流れ作業になりがちなので、サイズが気になる場合は、あらかじめリストを作っていった方がよいかもしれません。
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着工77日:階段がつき始めるまで
いよいよ梅雨がやってくるのでしょうか、蒸し暑くなってきましたね。
いまの家は小学校の目の前にあるのですが、運動会の練習真っ盛りで、子どもたちがソーラン節を必死に歌う声が聞こえてきます。
本番は晴れるといいね。
さて、工事レポートはフローリング貼りの続きから。フローリングができて内装の作業が一気に進みました。
まずは、ユニットバスと電気配線が設置され、
窓台や階段もつき始めます。
私的には、階段がつき始めたのが嬉しかったですね。それまでは棟梁たちに手伝ってもらいながら、↓こんなハシゴで昇り降りしてましたから。
怖くはなかったのですが、昇る途中でカメラを落としたこともあり(!)、ハシゴで昇らなくて済むのがありがたかったです。
この時、外装も同時進行していて、ボードの上にラス網が貼られて、配管用の穴が開いていました。
こういうセットものの設置は、施工する人の腕にあまり左右されないので安心して見ていられました。
現場見学を振り返ってみると、普段見ることができない構造や電気配線など、家の内側を見ることができたのが興味深かったです。家で何かが故障しても、少しは想像ができるので、対処しやすくなった気がします。
もちろん、何もないに超したことはないのですけどね(笑)
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