着工62日:フローリングが貼られるまで
また少し間が空いてしまいました。
リアルタイムでは木工事が終わり、クロスやタイルの施工が始まりました。
予定より木工事に時間がかかりましたが、前回書いた通り、大工さんが設計や発注のミスに気づいて対応してくれたのが主な理由です。
彼らのおかげで、問題をかなり回収できました。本当に大工さんは当たりでした。多謝。
さて工事レポートの続きから。
上棟後は、筋交いや金物、耐力壁、屋根の構造材が取りつけられました。
心配性の私は、設計図通りに筋交いや耐力壁が取りつけられてるかこっそりチェック。無事、ついていましたw 防蟻処理はグランドレベルから1000㎜で他社より少ないので、今後、要観察です。
続いて、窓の取り付けと防水処理。この会社は、枠に窓を取りつけたら固定テープを貼り、その上に透湿防水シートを貼るスタイルです。
こちらが固定テープ。窓の周りにぴっちり貼ります。
テープの上に防水シートを下から順に、↑こんな風に貼りつけていきます。
防水シートの施工はいろいろやり方があるようで、近くの現場は躯体全部に防水シートを巻きつけてから窓枠を切り取ってました。
シートがついたら断熱材です。うちはグラスウール。壁は10cmです。
最近の流行りからすると断熱性能はあまりよくないので、冬はきっと寒いはず。でもいいの。カッコよさにお金をかけたかったから。。
頼む!カッコよくなってください!!
そしてお待ちかねのフローリング。
風合いが気になってチェックしに行ったら、思いのほか節が目立つ…。
夫にも棟梁にも「木って模様があるのが味だから」と言われましたが納得いかず。。
少しでもイメージに近づけたくて、LDKの目立つところは節のないものを置いてもらうことにしました。
設計士さんや監督さん、大工さん親子と私の総がかりで1時間くらいで仕分けを行い、割りつけは大工さんにお任せしました。
私のワガママに付き合ってもらって、ほんとにありがたい限り。
仕上げはどうなったか、Web内覧会でお見せします!
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トラブルシューティング☆
しばらく間が空きました。GW明けのまったり気分が抜けません(笑)
リアルは中間立会いを終え、形が見えてきました。あと少し、あと少しです!
さて今回は、ここまでに起こったトラブルの総括です。
新しく家を建てると、大なり小なりトラブルは起こりがちです。我々も例にもれず、トラブルに見舞われました。
トラブルと対応について、種類別に振り返ってみたいと思います。
ー目次ー
単純な発注ミス
現在までに、2つありました。
(1) 階段の窓:単窓2つの筈なのに連窓
(2) 2階フローリング:一つ前の標準品
⇒現場チェックで発見しました。窓は減額調整前のものが、フローリングは一つ前の標準品が届いてました。単純なうっかりミスと思われます。
連窓はS社負担でそのまま(ラッキー✨)、フローリングは交換してもらいました。施工前に気づいたこともあり、スムーズに対応してもらえました。
設計図のミス
笑えるくらいポコポコでてきました。発見の経緯別にご紹介します。
【施主の現場チェック】
(3)基礎の壁位置のズレ(45cm!)
⇒以前書いた通り、現場で見つけて対応してもらいました。
(4)給湯パネルの設置場所
⇒平面図では入口近くなのに、浴槽の上にパネル用の穴が開けられてました。近々に対応予定です。
この2つは、平面図の変更が他に反映されてなかったようです。
【中間立会い】
(5)コンセントが縦横逆
⇒キッチンに横向きコンセントを依頼したのに縦向きでした。修正済みです。
3~5は単純で早期発見が多かったせいか、すぐに対応してもらえました。
【現場監督から相談】
ここからは対応でモメる事もありました。作業が終わっているのがネックなようです。ミスの原因は、図面間の不整合から起きていると思われます。
(6)排気口が筋交いとバッティング
⇒リビング西壁の天井付近に設置予定でしたが、筋交いとバッティングすることがわかったため、移動が必要に。床付近にスライドできて、事なきを得ました。
(7)畳コーナー小上がりの高さ間違い
⇒畳上面まで300mmで依頼したのですが、図面では畳抜きで長さが指定されていた為、現行だと30mm高くなると連絡がありました。これは結構モメました。
S社からは、工期が遅れてしまうので、
(1)現行の330mmのまま
(2)小あがりは変えず、畳を45mmから15mmの薄いものに変更
の2つを提案されましたが、我々の要望に沿うものではありません。
畳好きの夫に(2)はあり得ません。高さも、オーダーする時に250か300mmかで迷っていたのに、設計ミスで330mmまで高くなるのは受け入れ難いものでした。
電話での提案をソフトに拒否しましたが、対応は変わらず、「提案を受けて頂けるとありがたい」と言い出す始末。別会社所属の監督に経緯を確認すると、今回は設計ミスなので、やり直す場合、S社に工賃が請求されるらしく、それで渋っているらしいとわかりました。
夫と相談して、やり直しを要求することにしました。彼らの対応は筋が通ってません。翌日その旨を伝えたら、すんなり引き受けたのには拍子抜けしましたが。
(8)展開図にない梁
⇒監督から「物置に展開図にない梁があるので、天井の形を変更させてほしい」と相談がありました。
我が家は、2階物置の入り口辺りから屋根の母屋が下がってます。それに合わせて天井もこんな風に斜めにしていました。
ところが、いざ天井工事の段取りを始めたら、入り口に展開図にはない梁があることに気づいたそうです。↓ここ。
アタマに「?」が飛びましたが、構造図面には梁があると言うので、恐らく構造計算で梁を設けることになったのに平面図や展開図に反映されなかったのでしょう。我々への説明もなかったことから、構造設計の変更を設計士が把握できてなかったと思われます。途中で設計士が変更になったのも要因の一つでしょうね。残念な。。
梁を避ける案をいろいろ検討した結果、↓①のように梁を挟んで階段状になる案を採用しました。入り口すぐの天井はフラットな方がキレイだったので(^^)
まとめ
現段階で見つかったのは以上になります。これ以上は増えないでくらはい!
これまでのトラブルは、発注ミスと図面の不整合に起因するものばかりでした。…少しミスが多くないですかね?こんなものでしょうか。
単純なミスは発見が早いことが多く、すぐに対応されたのが幸いでした。
図面間の不整合、中でも構造図面の変更が平面・展開図に反映されない場合は発見が遅れ、スムーズな対応が難しかったです。
こまめな現場チェックは、リカバリーを容易にします。
ここから住設機器の搬入やクロス・タイルの施工が始まるので気を引き締めてチェックに通おうと思います!
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着工36日:いよいよ上棟
工事ダイジェスト2回目は上棟前後のお話。
基礎完成から1週間、土台を取り付けて足場を組んだら、いよいよ上棟です。
土台取付けの様子です。
赤松の集成材を使っているのですが、柔らかいらしく、接合部が欠けてたので後から補修してもらいました。
後日見てみたら、外から金物をかぶせてました。
足場を組んだのは、上棟の1〜2日前です。
そして上棟日。当日は職人3名とクレーン操作&交通整理の作業員3名の6名体制でした。クレーンで必要な木材を度毎に搬入しながら、手早く柱を建てていきます。
↓これを
↓ここに差し込む!
図面とプレカット材の番号を照らし合わせながらサクサク差し込んでいくので、まるでプラモデルの組み立てのようでした。
夫は「素人の俺でもできそう、やってみたい!」と半ば本気で参加したがってましたが、職人さんのスピードと馬力についていけるかどうか。。
ちなみに上棟式はしませんでした。朝から1時間位、夫と現場を見学して、10時にお菓子を差し入れして帰りました。
そして上棟翌日には、2階まで柱が立ち上がっていました。
あっという間です。大きく斜めに仮の筋交いをつけ、屋根と正式な筋交いの取り付けは後日となりました。
上棟が終わるとかなり家らしくなりますね。仕上げが楽しみです。
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でっかい窓といろんなドア
工事の話は一回休憩で(早っ!)、今回は窓とドアの話です。
我が家の窓は、大きいものが多いです。最大はリビングの掃き出し窓で250センチ角、居室や階段の窓は120〜160センチ角の滑出しです。工事が始まってから実物を見て、ガラスの大きさに驚きました。
窓が大きいと熱が逃げやすいので、少しでも断熱性能を上げたくて、アルミ樹脂サッシにしました。LIXILのサーモスL、色は白を選びました。
掃出し窓はこんなイメージです。
契約時点のS社の標準はサーモスⅡSだったのですが、メーカーの商品刷新に伴って標準品も切り替えていると聞き、差額を払ってLへ変更しました。アルミ樹脂の断熱効果を期待したい所です。
窓にお金をかけたので、ドアはLDKだけカッコつけました(笑)
リビングに入るドアは神谷のフルハイトドアです。
出典: CUBE | product - 神谷コーポレーション
真ん中にガラスが入ったCUBEというドアを選びました。色はスモークチェスナット。グレーがかったブラウンです。
書斎に通じるドアは、アイカのマーレスⅡスカイハイトSというフルハイトのフラットドアにして、シンプルにしました。
それ以外は、S社標準のLIXILファミリーラインの白です。 おもちゃっぽいので好きではないですが、グレードアップする余裕はないのでそのまま採用しました。
どんなバランスになるのか。正直賭けだなぁと思います。ドキドキするわw
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工事開始! 着工0~28日:基礎完成まで
プランがFIXして、いよいよ着工です。
ここから数回、工事のダイジェストをご紹介します。今回は基礎の完成までです。
<着工14日まで>
この期間は、地盤改良や地業工事が行われてました。他の現場も同時並行だったようで、2~3日おきに一気に作業が進んでました。
こちらは地盤改良の様子。我が家は軟弱地盤なので柱状改良が必要でした。
転圧作業の後、砕石の上に防湿シートを敷き詰めてました。
<着工15~19日:配筋&ベース基礎>
いよいよ基礎工事です。配筋後、ベース基礎のコンクリートを打設します。
ところが配筋作業の日、夫がミスを発見しました。耐力壁の位置がズレているようだったので、現場の職人さんと監督に確認を依頼。↓該当箇所は、写真の下部です。
結果、やはりズレていました。基礎の設計図が古かったみたいです。
グッジョブ、夫!!打設前に修正されてよかった〜。職人さんも少し変だと思ってたそうで、すぐに修正対応をしてくれました。おかげでスケジュールが遅れずに済んで幸いでした。
その他はほぼ問題なく。ちなみにS社の配筋幅は10cm。標準的なサイズかと思います。
若干、足りてなかったようです…苦笑。
スペーサーの大きさは6cm。2~3mおきに鉄筋の下に設置されてました。
この辺の技術的な話は職人さんが教えてくれました。なかなか興味深かったです。
ベース打設から4日後、コンクリートが乾燥したそうで次の工程に入りました。
<着工20~27日:基礎立ち上がり>
最後は立ち上がりです。配筋に沿ってアンカーボルトが置かれていきました。
この後、コンクリートが打設されました。
<着工28日:基礎完成>
立ち上がりのコンクリート打設から1週間後、無事、基礎の型枠が外れました!
我が家を守ってくれる大事な基礎です。無事に完成してよかった、よかった。
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着工前の追い込み
さて、これまで紹介した内容でプランと設備が固まった頃、我々が着手したのは、
整合性チェック
でした。
というのも、以前書いた通り、設計士が変更になったのです。担当が異動したそう。
始めから図面引きを手伝ってくれた設計見習いはいるものの、デザインの発案は前任者です。経緯をきちんと把握してる人がいない為、全ての資料を確認することにしました。
確認した資料は、こちら。
・平面図、立面図、展開図
・建物配置図、矩計図
・電気配線図、窓配置図
・階段、バスコートの詳細設計図
・仕上げ表
合計20〜30枚くらいです。
打合せが反映されているか、整合性が取れてるかを確認したところ、抜け・モレ・誤りが結構あり、図面だけで2回、見積りも加えて更に2〜3回ほど修正が必要でした。
人間だもの、しょうがないさ。
とは思いますが、多かったですね。確認してホントによかったです。
内容と見積りがFIXした所で、現場監督も交えて図面を確認し、変更契約を交わしました。その際は、上記に加え、
・基礎伏せ図、配筋図、その他基礎関係
・地盤改良配置図
・各部納まり図
などの図面も見て、押印しました。これでいよいよ着工です。
今回の件で、中小企業を選ぶリスクを実感しました。
中小企業はフォロー体制が弱く、担当者の力量によってサービスの質がブレます。ここまでケアレスミスが多いのは、その典型例だと思います。
この時点で私は、今回の家づくりにおいて曖昧さを残さない、と決めました。
違和感を覚えた時は、何かがあると思っていい。状況をしっかり把握し、自ら手を打つ必要があると判断しました。
はてさて、着工後、どうなったか。結果をお楽しみに。
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階段のプラン
プランのお話、ラストは階段です。
我が家はU字の箱形階段です。折り返しを2段の踊り場にして、上りやすくしました。
【2階から見た平面図】
踊り場の左側にはFIX窓を設置。リビングから窓が見えてちょっと嬉しいです。北庭の木が見えるはず。
もう1つ、天井付近に160センチ角の2連窓を設置しました。上部は横すべり、下段はFIX窓です。
組合せは違いますが、見た目はこんな雰囲気。
出典 LIXIL | 窓まわり | エルスターS | バリエーション | 品種ラインアップ
天井付近の横すべり窓からリビングの掃き出し窓へ、風がしっかり流れることでしょう。おかげで夏は過ごしやすそうです😊
冬は暖かい空気が上に抜けてしまうので、寒ければロールスクリーンをつけるつもりです。
これら2つの窓で階段を明るくできたので、手すりもアイアンにして抜け感を狙いました。折り返した上の段が吹き抜けになったので、開放感が出ると思います。
ちなみにアイアンの色は黒。壁と建具が白なので、差し色にいくつか黒を使ってみました。
結果、どう転ぶか。楽しみです。
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